それで進んで進んでいっていた

「おーい。何してんの?」

遠くから声がしてその声の主は近づいてきてあたしの手を引き海の外へ戻ろうとする。

「やめてっ!」

その手を私は振り払う。びっくりするその人。

「ごめん...」

別にいいよ。こいうその人。
しばらく水の中で沈黙が続く

 「なんでこんな真冬に水に浸かってんの?あんた死にてぇの?」
そう聞くその人。正直聞かれると思ったりというかそもそもバレたのが想定外なのだけど。

「別に。そんなんじゃないし。」
「ならなんでこんなとこにいんだよ?」