高校二年生。私は、佐々原夏波。 いま昔家族とよく来た海に来ている。 季節は冬だから人は少いけど夏になると、とても人が多く賑やかでいろいろなイベントもよくある。 懐かしいなー。とか考えながらそっと眺めていた。そっと靴下を脱いで足をつけるとひんやり冷たい。 「冷たっ」 誰もいないのにそっとつぶやく。 そのまんま奥に進んでゆくあたし。何かを探すわけでも何でもなく。 奥に進むと、自分自身がこの世から消えてしまえる気がしたんだ。いなかったことになるような気がして。