演劇部っ!

_新side



自室のベットの上
優を押し倒し顔に相手の顔に手を当てる


「みんなが演劇部に入ってく」



私がそう呟けば優が



「新も入りたかった?」



形勢逆転というように押し倒され上から見つめられる



「別に。私は今の立場を守ってたい」

「でも、高校では演劇部に入るって言ってなかった?」



グッと顔を近づけられ軽いキスをされる



「そんなこと言ったっけ?」




クスッと笑いながら優の服を掴み引き寄せれば
深いキスをする



「ん…はっ…優は入りたい?演劇部」

「…別に。新が入りたいって言うなら入る」

「私は入らないよ。」

「でも迷ってんだろ?皆入ってくから」



確かに迷いはあるけど、私は今の人気を保っていたい
中学の頃は今と真逆の立場で、いい方向に進めばよかったものの、やっぱ人間だしストレスは溜まる。


「だって私愛美にビッチって呼ばれてんだよ?あの子口から考えてること漏れてるし、正論過ぎて反論できない。」

「確かに、正論」

「もういいからさ、ヤろ?」



首を傾げれば優が微笑む
演劇部なんて入らないしいじめをやめるつもりもない。
首筋に埋められた優の顔は少し心配そうで苦しかった