演劇部っ!

_愛美side

私は考えました。
流されやすい子なら入部してくれるのではと。
私は押しが誰よりも強いと思う…
そこで、私は見つけてしまいました。
安村美香(やすむら みか)ダンス部に入部した動機はただダンスが好きだかららしく、人気には全く興味がない。


「で、演劇部に入る気は…?」

「えっと、演劇部って何?」


そっから!?


「演技したり、時にはダンスもするかな…?」

「本当!?演劇部…聞いたことないけど楽しそう。入ってもいい?」



最初からこの子誘っとけばよかった…

顔に手を当てればあれだけ悩んでいた自分に後悔する。

「勿論!ようこそ」




微笑み手を差し出せば握手をしてくれる
結構いい子もいるんだなー…





__


「あー…と、何か用…?」



何故か瑞樹に見つめられる私
この人の生態が謎すぎる


「いや別に。あ、美香誘ったんだって?」

「あ、うん。入ってくれるって」

「そりゃよかったな」

「「…」」

え、なんでこの人ずっとここにいるの…

教室で一人読書をしていた時、突然現れては前の人の椅子を奪い、ずっとこちらを見つめてくる瑞樹



「…読みます?」

本を渡してみる


「俺文字よめねぇし。」



失敗

「「…」」


もうやだ帰りたい





「愛美ちゃんさ」

「は、はい?」


突然喋り出した瑞樹に少し驚く



「結構気強いタイプ?」

「はぁ…?」


急に何言ってんの此奴
確かに気は強いし性格だって
人の何倍も悪い気がするけど…


「いやぁ、俺控えめな子よりそういう子の方が好きだから?」


なんで疑問形
そしてさらっと何。口説いてる?


「口説いてる」


「は、え?」

「たまに口から本心でてるよね愛美ちゃん。そんなとこも可愛いけど」


ってか空き教室事件の時と性格違うよねこの人
もっとなんか大人しい不良みたいな
いや今でも十分不良感は出てるけども…


「あの、チャイム鳴るんで戻ってもらっても…?」

「そんな控えめに喋んなくていいって。」

「…さっさと戻ってくれませんかね超邪魔。本は読めないわその金髪ヘアーが痛すぎて目が死にそう」

「ごめんなさい控えめに喋ってお願い…」