草食系彼氏がヤキモチを焼いたら

驚いている僕の存在には気づかず、萌乃ちゃんと幼なじみくんは、話を続ける。



「そんな意地悪ばっかり言ってるから彼女ができないんだよ」



「大丈夫だ。お前以外には優しくしてるから」



「…………今日、雪くんと帰りたかったな」



「無視かよ!」



「だって、侑李と話してるとストレスたまるんだもん」



「…………お前の彼氏ってさ、ヤキモチとか焼くの?」



「急にどうしたの?」



「いや、お前の彼氏、いつもニコニコしてるからヤキモチとか焼くのか気になってよ」


急に話が変わった。しかも僕の話だ。



しかも、どうやら幼なじみくんは僕のことを知ってるみたいだ。



(なんで、知ってるんだろ?話したことないよね?)



考えていると、今まで黙っていた萌乃ちゃんが口を開いた。



「……雪くんにヤキモチ焼かれたことない」



「それって、大丈夫なのかよ?」



「なにが?」