夜の終わりに願うこと。



私には、多くの友人もいたし、彼氏だっていた。けれど、そんな周りを、私はきっとどこかバカらしく思っていた。楽に生きていくための、材料だと。

そんなことを思う自分が、嫌になって、悲しくなって。誰かを信じようと、愛そうと思った。誰かの一番になりたいと思った。

けれど、誰からも愛されたことのない私が、誰かを愛するなんてできる筈がないと、心のどこかで嘲笑っている自分がいた。


そうして、私は上手に歩くこともできず、ここまで生きてきたのだ。

そんな私が"死にたくない"と思う訳がない。眠る度、このまま朝が来なければ良いと、何度願ったことだろう。