あたしは家に帰って夕飯を食べて…
お風呂に入りながら考えた。
《一目惚れの何がいけないの?よし!恋愛に関してはレオを頼らずに新しい、恋愛が好きな友達を作って頼ろう!》
とお風呂を上がり、ベッドに倒れこんでそのまま寝てしまった…。

AM.7時30分

遅刻だー!と叫びながらもヘアアレンジを考えているあたしw
昨日はポニーテールだったから今日は高めのツインテールにしようと5分以内で終わらせ、トーストを口にくわえ、走っていく…。
校門の目の前で山中先輩と出会った
「あ、おはようございます!山中先輩!ギリギリじゃないですか?」
「え?この学校は8時25分から始まるよ?え、まさか中学の時が8時だったの?」
「……。そ、そうなんだですね!あ、山中先輩、聞きたいことがまた出るかもしれないのだメルアド交換しませんか?」
「お、いいよ!じゃ、そのスマホ貸して!俺が入れてやるから」
「あ、あ、ありがとうござ…い…ます///って先輩!もう20分じゃないですか!急がないと!先輩は校舎近いですけど、あたしは遠いんですからね!」

side 太樹

リオちゃんって可愛いよなぁ…と独り言を呟きながら教室に入ろうとすると…
ドアに顔を挟まれた…。
朝から不運だなコラ…
まぁ、面白いリオちゃん見られたしいいか。
「おーい!太樹ー!お前、朝から1年と喋ってたよな!しかもあの1年顔を赤らめてたよな…。」
「あの1年の子はリオっていう元気な子でさ、今度紹介してやるよ。」
何故か見られてる気がして振り向くと…
「あ、おはようございます♬山中さん、やっぱり人気者なんですね!告白だって、年が明けてからもう20回はされていますよね?」
とえーと、確かこいつは…青柳渚(アオヤナギナギサ)だったな…。
「俺は年が明けてから27回告白されているぜ。
お前こそ、可愛いんだからモテるんじゃないのか?」

可愛い系はみんな好きだよなとか思いながらこいつがモテたらイラつくなとか思っている俺…

キーンコーンカーンコーン

騒がしい教室に響く授業始まりを告げる鐘の音…
嗚呼、また面倒くさい時間が始まるのか…。


side リオ

おはよ〜と騒がしい教室に入っていく…。思い切って聞いちゃおう!と思い…
「このクラスに恋愛が得意…ってか恋愛について詳しい女子いなーい??」

シーン…

え?まずい事したかな?
って思っていたら
自分の周りに沢山の人が!
伊野尾羅衣葉(イノオライハ)っていう子が人気あるみたい!
らいはちゃんに早速、話しかけてみよ…

キーンコーンカーンコーン


あ、チャイムなったし休み時間でいいよね!


授業が始まり10分…

ZZZと寝ているあたしがいた。
だってわからないものを聴いてても意味ないじゃん?

キーンコーンカーンコーン

チャイムがなった!

早速、らいはちゃんに話しかけてみた!
「ねぇ、らいはちゃん一目惚れって叶う確率低いの?」
「んー。一目惚れねー…。一目惚れで恋を叶えたいのなら、その人にアピールを沢山することね!」
「そっか!ありがとう!友達になってくれる?恋愛に今まで興味なかったから、色々教えてね!」
「友達?いいよ!っていうかもう友達だよ!うちはJUMPっていう男性アイドルグループとでんぱ組.incっていうオタクグループが好きなんだ!よろしくね。」