一日中高宮さんに寄り添い、半分眠っているみたいな状態で過ごす。
時間の感覚がなくなっていくけど、少しずつ他の犬たちの叫び声が減っていくから、刻一刻と自分たちに残された時間も少なくなっていることだけはわかる。
「怖いよ…死にたくないよ」
時折、おれは思い出したように泣きじゃくる。
「相澤君…泣かないで。さっ、頑張ってご飯食べましょうね!」
食器を鼻先でおれの前に進める。
どうせもうすぐ殺されるんだと思うと食欲もなかったけど、食わないと高宮さんが悲しそうな顔するから、心配かけまいと、がんばって食べた。
「あんたは、死ぬの怖くないの? みんな消えてしまうのは淋しくないの?」
しばらく考えてから、彼が答える。
「……自分でもよくわからないんです…でも今は君がご飯食べてくれるのが嬉しいです」
そう言って笑顔を見せた。
時間の感覚がなくなっていくけど、少しずつ他の犬たちの叫び声が減っていくから、刻一刻と自分たちに残された時間も少なくなっていることだけはわかる。
「怖いよ…死にたくないよ」
時折、おれは思い出したように泣きじゃくる。
「相澤君…泣かないで。さっ、頑張ってご飯食べましょうね!」
食器を鼻先でおれの前に進める。
どうせもうすぐ殺されるんだと思うと食欲もなかったけど、食わないと高宮さんが悲しそうな顔するから、心配かけまいと、がんばって食べた。
「あんたは、死ぬの怖くないの? みんな消えてしまうのは淋しくないの?」
しばらく考えてから、彼が答える。
「……自分でもよくわからないんです…でも今は君がご飯食べてくれるのが嬉しいです」
そう言って笑顔を見せた。
