体育大会も終わり、少し涼しくなり

緑とオレンジが混ざり合う季節になった。

変わったのは季節だけじゃない。

「はい、ちびっこさん。これ教室に持ってって。」

「ちょ・・・宮本先生私名前ちゃんとありますから」

「あれ最近見てないと思ったら、目線の下の方にいたみたいだね。」

「私少しは背伸びましたから~」

変わったのは季節と私と宮本先生の仲の良さ。

私は意地悪ばかりされている。

「みやもとせんせっ…もうやめてくださ…」

「無理。」

ダンッ!

「え…?」

気づくと私は壁に体を押し付けられ、宮本先生の手が添えられている状態。

「みやもと…せんせ…?」