「次の授業なんだっけ?」

「あー社会じゃない?」

「まじで!?眠いじゃん」

「香恋寝すぎだよ。宮本先生にばれるよ?」

「もうばれてたの」

「え?いつ話したの?」

もえの目が光ってる・・・

「え、いやー部活の時!ちょっとだけね!」

「え、まさか2人だけで?」

「まあね~へへ」

「そっか。あ、もう座らなきゃじゃあね」

「うん!」

最近もえが少し怒ってる気がする・・・

「美佐~、もえなんか怒ってない?」

「あ~・・・言うの忘れてたけど

もえ人一倍に嫉妬深いんだ

だからまえ付き合ってた彼氏が女子と話してただけで

別れようとしてたりとかしてたみたいで

あとその彼氏と話してた女子に・・・」

「はい授業始めるぞー」

「あ、やば!じゃあね香恋!」

続き聞けなかったな・・・余計気になる!!

って社会じゃん!宮本先生だ・・・

そう思った瞬間

宮本先生と目が合った

ニヤリと口角が上がってる。

「なっ・・・!」

まって。私、喜んでない?

宮本先生と話せて嬉しいって思ってない?

・・・やばい。