穏やかな風が吹き

暖かな日差しに包まれる


薔薇やチューリップにヒナギクも

楽しげに歌を紡ぐ


白うさぎは今日も

ピンクの目をぐるぐる回して

大急ぎでハートの女王のお城へ


帽子屋は進まない時計を片手に

お茶会を続ける


三月うさぎはおおさわぎ

眠りネズミはまだ寝てる



何も変わらない

たとえ物語に

END

の文字が書かれても

セカイは何一つ変わらずに

ワンダーランドであり続ける

夢より夢に近く

現実よりもすぐそばにある

虚構の中の

うつつのセカイ

ワンダ-ランド



あぁ、あれを見てみろ

白ウサギの後ろを女の子が追いかけてる

やれやれ

次はどんな名前の少女だろう