「橘先輩っ………。」 昼ごはんのパンを、食堂に買いに行こうとしていると見た事の無い女の子から声をかけられた。 「ん?」 「あのっ、ちょっと良いですか…?」 そう言って、恥ずかしそうに俯く女の子。 スリッパの色からして、一年生だろうな。 「あー…、一樹(かずき)俺のパンも買っといてくんない?メロンパンで。」 「ったく、仕方ねーなぁ。 ジュース奢れよな。」 親友の天野 一樹 (あまの かずき)は、そうブツブツ言いながら食堂へ向かってくれた。