ブーメラン理論山田



図書委員になると、昼休みに図書室で本の貸し出しや返却を行う当番が
どうやら3ヶ月に一度の頻度で回ってくるらしい。
私は美化委員会に所属しているのだけれど、
前回もう一人の図書委員に頼まれたのは3ヶ月前で、これで二度目だった。


「もう私は図書委員なのかもしれない。」
「普通の生徒は委員会の掛け持ちはしないよ。」
「普通じゃない、選ばれし生徒なんだよ。」


誇らしげに言うな、と友達の宮崎アキは呆れて笑う。
いつもなら二人でお弁当を食べる昼休み、
私はアキに背中を押され図書室へと向かう。
図書室は中央の廊下を挟んで隣の棟にあるので少し遠い。


ガラガラ、

誰も待っていなかった図書室を開けて、
受付のカウンターに腰掛ける。