君の温もりに触れたくて

「そっかぁ。仕事忙しいんだね。」




あたしの言葉にしお姉も頷きながら言う。



「お金を稼ぐって簡単じゃないんだって仕事を始めて初めて感じるわよ〜。まあでもやり甲斐を感じられるのが仕事だとわたしは思うなぁ。」




「しお姉は大人だよね。なんか昔一緒に遊んでたしお姉が少し離れてくみたいで少し寂しいなぁ。」



そう言うあたしには、かず兄もしお姉もあたしよりずっとずっと先にいて広い世界に飛び立っている。
そんな風に思えてならなかった。




「ひーま?なにそんなにしょげちゃって、、、。大人になってもわたしはわたしだし、今も昔も変わらないわよ?」




しお姉は俯くあたしに優しく語りかける。
そんなしお姉にもあたしはムッスリと答えてしまう。



「かず兄も社会人になってなかなか3人が集まれなくなるのは仕方ないことだけど、やっぱり実感しちゃうんだ。」