君の温もりに触れたくて

午後の授業は保健室での休養が効いたのか、何事もなく過ぎていった。



そもそもあたしが眠れないなんてこと滅多にないし、元々体が弱いわけではない。



修学旅行や、昔していたかず兄としお姉とのお泊まり会などではみんなを困らせるのはお決まりだったくらい。



6時間目が終わりカバンを肩にかける。
教室はまだまだガヤガヤしていた。
その中でこんな会話が飛び交う。




「タクー♡今日帰り駅前のカフェ行かない?」



「おー。ミサ。いいぜ!バイトで給料出たし、好きなもん奢ってやる!」



えー、嬉しいっ!とクラスメイトのカップルは幸せそうに腕を組んで帰って行った。