君の温もりに触れたくて

翠はフッと笑った。



「こんなひまだからきっとあいつは、、、」



「ふへっ?」



「んーん。何もないよ!トイレも済んだし大丈夫よ。お弁当食べに戻ろ?」




そう言ってあたしの鼻を開放するとさっきみたいにあたしに腕を差し伸べた。
その手をぎゅっと掴んであたしも立ち上がる。



「翠の玉子焼きちょーだい。味付けって家々で違うから食べ比べ好きなんだよね。」



「別にいいけど味の保証はないよ?」



「翠が作ったんだから絶対美味しいでしょ。」



「あらあら上手いこと。ならあんたのお母さんの作った春巻き頂戴ね。あたしあれ大好き。」



「よし。交渉成立!前は急げ!」



そのままあたしは走り出した。