君の温もりに触れたくて

「はいはい。あんたら見てたら疲れたわ。そういうのを世間一般では仲良いって言うのよ。あー、めんどくさ。とりあえず早く教室入ろ。」



翠はそのまま教室に戻ってしまった。
よくよく考えたら白木もあたしを心配してくれたんだ。



「白木、ありがと。ごめん。」



「は?お、おぅ。」



白木は急に素直になったあたしに少し戸惑っていたけれど、あたしには嬉しかった。



体育の前もそうだし、あたしの体調を気にしてくれていた。
なんだかんだ白木はいい奴だなあ。
そう思いながら、あたしは翠のいる教室に足を踏み入れながら白木を振り返って言った。



「白木もほら、真田たち待ってるよ?」



真田 夏は白木と仲のいい男子だ。白木とは売って変わりクールで頭がいいけど。



その真田はあたしを見て白木が保健室に行く必要がなくなったことがわかったみたいで白木を待っていた。