君の温もりに触れたくて

「おい?七瀬どうしたんだ。気分悪いなら言わないとあぶねーだろ⁈溺れたら話にならないんだから!とりあえず保健室に…」


相楽先生があたしをお振ろうとすると図上から声がかかる。



「相楽先生、僕が七瀬さんを運びます。」



え…?




聞き覚えのある声に目を開けるとかず兄があたしの腕を掴んでいた。



「でも有村先生、申し訳ないですから。」



相楽先生はそう言うが、かず兄は引かなかった。


なんでかず兄が!?