君の温もりに触れたくて

「内容には色々言いたいけど、、、お前の憧れのしお姉が言ってんだから!」



なんだか不満げながらもかず兄も声をかけてくれる。そんな2人の説得を受け、あたしも折れた。



「じゃあお邪魔しようかな。」



少し乗り気ではないけれど、ベランダへ出てかず兄のベランダへと飛び移る。


「久々だね。3人集まるの。」


そうしお姉に言うと、しお姉は微笑んで答える。


「ひまとかずは期末テストだったものね〜。久々に集まれて嬉しいわ!絶対かずに勝つわっ!」


そう意気込むしお姉はふわふわの髪を揺らした。
やっぱりしお姉は可愛い。かず兄が好きなのもわかってしまう。