君の温もりに触れたくて

「え?ってお前。いつもみたいに遊ぼうぜ!この前の人生ゲームリベンジしてーんだよ。」




あたし達は今でも週に1回はかず兄の部屋で集まって遊んでいる。
皆んなそれぞれ予定があるからしお姉が就職してからは夜になってしまったが。



でも今はなんだか2人を見るのが辛かった。
ていうか、そんな理由でしょげてないしっ!



「いいよいいよ?2人で仲良くしなよ!」



頑張って笑顔でそう伝えたが次はしお姉が口を開く。



「ひま〜。いいじゃない!何を遠慮してるのよ笑。2人でかずを返り討ちにしましょ?」


ふふっと笑いながらしお姉が言った。