君の温もりに触れたくて

「はぁ〜。良かった。ぐちゃぐちゃの洗濯物とか見られたらあたし終わりじゃん。」


思わずぐたーっとベッドに倒れこんだ。
何気なく窓の外を見ると、かず兄がニヤニヤしながらこちらを見ていた。


「うわぁっっ⁈かずっーー」
ズドンッッーー


驚きのあまりベッドから転げ落ちる。
慌てて窓を開けるとかず兄が笑い出す。



「お前起きてから忙しいねー笑。起きて下行ったと思ったら凄い足音立てて戻ってくるし、次は転げ落ちるし、ククッ。」



「ばあっ!!ひまったら相変わらずドジね〜笑?2人で大笑いよ。」



かず兄の横からヒョコリとしお姉が顔を出す。