君の温もりに触れたくて

「、、、ん?」


あれ?あたし確かかず兄に送ってもらって、、、。
しかし目が覚めて見渡すとそこはあたしの部屋だ。


階段を降りて下にいたお母さんに尋ねる。



「お母さん?かず兄は?」



「あら!ひまやっと起きたのー?遅くなるなら連絡してくらいしなさいよ。かず君ったらあなたを部屋まで運んでくれたのよ?疲れてるから寝させてあげてって私に伝えて。本当頼りになるわよね!ちゃんとお礼言いなさいね。」


運んでくれた⁉︎え、、、運んで⁈


あたしはそのまま部屋に駆け上がった。
すぐさま勢いよく扉を開く。


「何か恥ずかしい物とか置いてなかったっけ!?」


見渡す限り、たまたまこの前片付けたばかりで部屋は比較的落ち着いていた。