君の温もりに触れたくて

「あいつ⁈あいつは仲良いいけどお互いいい友達って感じ笑!」



あたしは首や手を大袈裟に振りまくって否定した。



「ふーん。まぁ、、、、向こうはそうかねぇ、、、。」



「ん?ごめん何?」




対向の車のクラクションの音でかず兄の言葉がうまく聞き取れなかった。



「いや?なんもねー。お疲れのひまわりさんは寝てなさい。」



「何よ。んじゃ寝させていただきますよーだ。」


心地よい振動に揺られ、あたしは再びかず兄の隣で瞼を閉じた。