君の温もりに触れたくて






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波音が響く海辺の洞窟の秘密基地に3人の子どもの姿が見える。


『大きくなったらかず兄とけっこんするの!』


麦わら帽子の少女が生き生きと言う。


『おう!俺が嫁にもらってやるよ!』


少年も笑って答える。


『フフ。なら2人の結婚式には呼んでもらわなきゃねっ!』


ふわふわの髪をなびかせた少女もまた微笑みながら言う。


『3人のやくそく!』


麦わら帽子の少女が差し出した指に2人の指が重なる。