君の温もりに触れたくて




ガラガラガラーー…


「おーい七瀬ー?お前パシリは終わったのかよー笑?手伝いに来てやったぜー?」


部活を終えた白木のチョけた声が多目的室に響く。
そしてそのまま奥に足を進める。


「あれ?いねーのか?、、、ってうぉっ⁉︎」



すると奥に寄り添って眠っている2人を見つけた。
白木はそのままひまわりの前にそっと腰を下ろした。


「なーに先生の横で安心しきった顔で寝てんだよ。俺のことはちっとも見てくれねーのにな笑。でもお前が幸せそうなら俺は、、、。」



そう言って少し切なそうに微笑むと、教室を去った。