君の温もりに触れたくて

そう言ってかず兄はあたしの手首を掴んで自分の口に持っていた。


「ちょっ!かず兄!」


「ん〜!うまっ!♡流石俺!別にだろ?昔よく食べあいっこしたんだから。今更だろ。」


意識してるのはあたしだけか、、、。
そうだよね。かず兄はしお姉が好きなんだから。
あたしにしたら好きな人との関節キスはかず兄にとってはただの幼なじみとの食べあいっこなんだ。


「も、もー!食べないでよ!」


怒ったような態度をとるあたしにかず兄は笑っている。