君の温もりに触れたくて

「お、鬼だ…。」


悪魔であたし女子なんだけど。
この量絶対無理でしょ。


かず兄の鬼畜な態度で変に火がついてやる気になったあたしは制服の袖をまくって荷物を抱えて教室をでた。


、、、が、そのやる気も半分運んだところでだんだん疲れてきた。


今日帰れるかな、、、。
思わずそんな心配をする。
きっと翠は今日はとてもこっちに来る余裕はない。
でも頑張っている翠に今から泣きつくのも嫌だ。


準備室でヘナっているとかず兄が入ってきた。


「おー!だいぶ減ったな!」


「かず兄あたしもうひゃッッ⁉︎」


頬に冷たいものが押し当てられた。