ふたりの薗子

 



いつもなら、

「アタイ
こんなことしたく
ないけど、商売だから」
とでも言いたげな、

心の入っていない
「いらしゃいませ
こんにちはー」を

聞くだけで

踵を返して帰る僕だった。