ふたりの薗子

僕は、欅の木の下にある、
丸太を割って作られた
ベンチに腰掛け
コールを待った。



5分....10分......


トロイメライの
着信メロディが鳴った。


「もしもし」僕は、
不安と緊張の中で、
薗子に話しかけた。

「....あたし。
本当だった。あなたの言う事。
でも、どういう事?これ。
"彼"は、私が、"あなた"に
してあげた事は
覚えてないみたい。」