「ねぇ、本当に大丈夫なの?」
私は式場に着いて大和に言った。
そうじゃなくても私が後悔してないか聞いても桃華は大丈夫だからしか言わないし。
この前だって元彼に危険な目に合わされそうになったのを大和が見つけたからよかったけど、本当なら大和に側に居て欲しかったのに私に気を使ったくらいだし…
「大丈夫だ!必ず桃華は俺に気持ちを伝える筈だ!」
「その自信はどこからくんのよ?」
私は溜息を出した。
「花嫁が溜息なんかだしてんじゃねぇよ!」
「あんたのせいでしょ!」
それに私達の両親も話して納得してもらえたからいいけど桃華も大和に似ていて素直になれないもんな…。
私は不安を抱えながら化粧をしてドレスをきて髪の毛も綺麗にしてもらった。
大樹が私の姿を見て綺麗だと言ってくれた。
「分かってると思うけど、もし桃華が大和に気持ちを伝えなくてもキスはするなよ!
俺が登場して真尋にキスをするんだからな?」
「わかってるよ!」
「真尋!」
「ん?」
「愛してるよ…」
「大樹…」
私は嬉しくて泣きそうになった。
「さぁもうすぐ時間だ!絶対に大和とキスするなよ?」
「しないってば!」
そして私はチャペルに向いお父さんと出番を待った。

