お昼になり、ご飯を食べる為に途中で海沿いの魚介類を食べれる所に寄った。
バスを降りて桃華の側に居てやりたかったが、結婚を発表したからには大和と一緒に居なきゃならなくて、それに桃華は皆から離れた場所に座った。
そして奥さんが桃華の隣に座って話し掛けていたからきっとこれも大和の作戦なんだろう。
「ちょっと大和!やっぱ桃華が可愛そうだよ!泣きそうな顔をしてて見てられないんだけど!」
「俺だって好きでやってるんじゃないんだ!
俺は桃華以外は考えられないし、桃華が俺を好きなら必ずその想いを俺に言ってくれる筈だ!それに俺は桃華の誕生日の日に結婚式を挙げたいんだ!桃華に最高のサプライズで誕生日を祝ってあげたいんだ!」
そう言われたら私は何も言えなかった。
昼食を食べ終わりまたバスにのり宿泊する旅館へと向った。
旅館に着いて自分達の部屋に行き、夕食の宴会までの時間、皆で温泉に浸かる事にした。
温泉に浸かっている桃華の隣に言って私は話しかけた。
「桃華…本当に私と大和が結婚しても大丈夫?」
「い、いきなりどうしたの?」
「だって桃華、すごく悲しそうな顔をしてるから…本当は大和の事」
そう私がいいかけて桃華は遮るように言った。
「何言ってるの?大和と私は別れたんだよ?
それに真尋と大和は納得して結婚するんだよね?結婚式にはちゃんと出席するし祝福するんだから私の事は気にしないで?」
「桃華…」
それ以上は私は何も言わなかった。
ダメだやっぱり大和と似てるし意地を張ってるし困ったお二人さんだ。
「さぁ…今日の夕食は何かな?
昼間に飲んでないから夜は飲むよ!」
「う、うん」
無理して笑顔を作った桃華がそう言って私は頷くしか出来なかった。

