その結婚、ちょっと待った!





化粧も直し終わり皆の所へ戻った。


「おっ、戻ってきたか!さぁ沢山飲め!」


「う、うん」


私はビールを頼み、グビグビと飲んだ。


「所でさ、何で別れたんだ?」


また聞く?大和は理由しらないけどもう話したくない。


私は理由を真尋に話してもらった。


「そっか…まぁお互いがちゃんと話して別れたなら桃華は応援してあげろよ!
お前は泣くより笑って怒ってる方がいいぞ?」


「最後の怒るって何よ!」


「だってすぐ桃華は怒るじゃん!
鬼ババアみたいで怖いからな。」


大和はゲラゲラと口を大きく開けて笑っていた。


その大きな口に目の前にあった唐揚げを入れてやった。


「うっ、うえっ…な、何すんだよ!?」


「怒んのは全部あんたのせいだし!」


すると大和はそんな私の頭を撫でながら言った。


「やっぱ桃華はそうでなくちゃな!」


急に優しく大和に言われて胸がキュンとしちゃったりして…


あれあれ?何だか調子が狂うな。


きっとビールに少し酔ってるかもしれない。


この日は飲んで食べて、帰りはタクシーでマンションまで帰った。