次の日、朝から私は温泉に浸かっていた。


こんな風に朝から温泉にゆっくり浸かると目も覚める。


大和はまだ寝ていたが、早くに目が覚めた私は一人で温泉に浸かっている。


ゆっくり温泉に浸かって部屋に戻るとまだ大和は寝ていた。


私は着替えを済ませて化粧をした。


丁度、化粧が終わると大和が起きた。


「おはよ…」


「おはよ!もうすぐ起こそうと思ってたんだ。」


まだ大和は眠いのか、布団から直ぐには出てこなかった。


「大和も温泉に浸かってきたら?目が覚めるんじゃない?」


「ああそうする!だけどその前に…」


そう言って起き上がった大和は私の所にきてキスをした。


「じゃあ温泉に浸かってくる!」


そう言って部屋を出て行った。


キスなんて初めてじゃないのに顔が熱くなった。


私は荷物の整理をして、大和も部屋に戻ってくると着替えたりして用意を済ませた。


朝食はバイキングになってるらしく、荷物を持って部屋を出て朝食が用意されてる部屋へと向った。


二人で軽く朝食を食べ、私達は旅館を後にした。


二人で車に乗り寄り道をしながら夕方にマンションに帰り着いた。


「疲れたけどたのしかったな!」


「うん!釣りと料理が最高だった!」


「ハハッ、また行こうな?」


「うんっ!」


本当に楽しかったし幸せだった。


だが次に大和が放った言葉で、私達の関係がピリオドを迎えるなんてこの瞬間までそんな事は考える事もなかった。