居酒屋に着いて中に入り、摘みとビールを注文した。
摘みとビールが来るのを待ってると急に大和が笑い出した。
「クックックッ…見たかアイツの顔を?
あースッキリした!桃華を傷付けた罰だな?
今日はいい酒が飲めるぜ!」
確かにスッキリはしたかな。
だけど…
「確かにスッキリはしたけど…
奥さんには可哀想な事をしてしまったんじゃない?」
「可哀想なのは桃華だろ?嘘つかれて別れて、酷いことを言われたんだ。
何も知らずにいるより本当の事を教えただけだ。
夫婦なんだし隠し事をする方がおかしいだろ?またあいつの嘘で上手く丸め込むんじゃねぇの?
それよりも俺は桃華のビンタにはビビったけどな!」
「そ、それはもう言わないでよ!」
勢いで力が入っちゃったから仕方ないでしょ。
そんな会話をしていたら摘みとビールを店員さんが持ってきた。

