朝は忙しくてお昼になるのが早くて、真尋にお昼休憩に行こうと言われてもうこんな時間なんだと思った。
私と真尋は休憩する為に、二階にある休憩室へと向った。
私は今朝、大和の家で作った弁当をテーブルに置いた。
そう言えば私が大和の弁当を作ったら子供みたいに喜んでたな。
「で?何で付き合う事になったの?」
弁当の卵焼きを一口食べた時、真尋からの攻撃を受け、私は突然の攻撃に咽てしまった。
「い、いきなり聞いちゃう?」
「うん、聞いちゃう!」
私は金曜日の夜の出来事を真尋に話した。
「へぇ〜そうなんだ!だけど大和が桃華の事が好きなのはわかってたけどね。
桃華にだけ意地悪したりして子供かって思ってたけど、桃華は全然、気づいてないしね。
彼氏が居たから大和も桃華に何も言えなかったんだろうけど案外大和も強引で肉食だよね!
キスで落るくらいだし?あっちの相性も良かったんでしょ?」
「ゴホッ、ちょ、それ聞く?」
「うん、聞いちゃうよ!」
ニヤニヤしながら楽しそうに言った。
「まぁ…相性は良かったかな。」
「へぇ〜でも大和って独占欲は強そうだね?
だけど桃華をそれくらい好きだって事だし、彼氏と別れてやっと悲しみが薄らいだら騙されていたと聞いてあの荒れようだったし今日も酷く落ち込んでるかと思ったけど大和のおかげで桃華が元気で安心したよ!
大和ならちゃんと桃華を大切にしてくれるよ!」
「うん…ありがと」
色々あったけど、もし大和が私にキスをしなければ真尋が言ったようにかなり落ち込んでたと思う。