大和のマンションに着き玄関に入るなり大和は私にキスをした。
私を抱き抱え奥にある寝室へと向う。
寝室の扉を足で蹴り、私をベッドに降ろすと履いていた靴を床に投げた。
大和の目はまるで野獣のようで、狙った獲物を逃さないとでも言っているようにも感じる。
だが強引そうに見えて優しいキスをする大和に私はそれだけで溺れてしまいそうだった。
飲んでる時まで同期だった私達は大和の告白に"はい"と返事をした今は恋人同士。
入社した時は大和と付き合う事になるなんて想像すらしていなかった。
大和の手が私の服の中に入って膨らみを触ると、思わず声がでてしまった。
「あっ…」
さっきまで早すぎるなんて思っていたのに体は正直で大和を求めている自分がいた。
多分、受け入れる事ができたのは大和の性格を知っているからだと思う。
二年間、一緒に仕事をしてきてムカツク事もあるけど良い奴だし嫌いではない。
それにキスをされて大和に落ちた自分にもビックリしたくらいだ。
大和の愛撫に感じている体は熱く、甘い吐息が漏れる。
「桃華…優しく出来ないかもしれない」
そう言うと私の中に大和の熱い物が入ってきた。
「あぁっ…」
重なり合う二つの体は一つに繋がり、激しく、そして時に優しく揺れ、私達は二人で果てた。

