ばか、嫌い。でもやっぱ好き。

【龍side】


近づく足音。


パタパタパタッ



『っ!!』



───桜『パタパタパタッ。』



優樹達の顔が見えると何だか涙が溢れそうになる。



『ゆう、き。あ、お、い。』



必死に堪える。


俺が泣いてどうする。ないたってどうしようもない。


ただ、桜の無事を祈るだけ……
ただ、桜の無事を願うだけ……




葵「桜は!?」



あった事全てを話した。


『……だった。

桜は無事かどうかはわかない。これが終わればわかる。』




自分でも震えが止まらない事が分かった。




葵「桜なら大丈夫だよ!」

優樹「そうあまり自分を責めるな。」

『だって……。』

葵「責めたって桜は助かるわけじゃないんだよ?なら、それよりもやる事があるんじゃないの?」

『そうだな。これ終わったらいっぱい抱きしめてやらないとな。』

葵「ふっ、やるねぇ~。」




大丈夫。桜なら大丈夫。絶対大丈夫。