ばか、嫌い。でもやっぱ好き。

【優樹side】

小さい頃。


『お父さんもお母さんも毎日喧嘩ばかりだぁ。』


泣きながら夜道を歩いていた。


『う、うぅ。』

男1「ねぇ、ぼくちゃん。こんな時間に危ないよ?」


ニタニタ笑っている男1が近づいてきた。


『うるせぇ。』

男1「あ?その口の聞き方はなんだぁ!」


殴りかかってきた。

目を閉じた瞬間。


痛くない?


目を開けると綺麗な銀色の髪の男2と女がいた。


男2「こんな子に手を出して。」

女「いい大人がみっともない!」

男1「な!?お前らぁ!!」

男&女「何?(殺気)」

男1「そ、その腕は……。」


慌てて逃げていく男1。

ぽかーんとしている俺に


女「平気?」

男2「夜道は危ないから早くお家に帰りな。」


振り返った2人は茨のタトゥー?がついていて髪は銀色。目は黄色だった。

これが噂の紅棘なのか?

何回か聞いた事があった。目の前にいる奴らと同じか条件の紅棘と言う暴走族がいると。

圧倒的な強さで相手を倒す。殺気で気絶させる。

だか、誰も正体を知らない。

謎にも満ちた族。


本当にいただなんて。


女「はよ帰れ。」

『でも……。』

男2「でもじゃないだろ?」

女「何があろうとね、皆は家族なんだよ?」

男2「親が心配してんだろ。」

『そんな事。』

女「私にもね、家族がいるの。もし居なくなったら私は悲しいな。」

男2「絶対誰かがお前を愛してる。だから平気。」

女「愛があればなんでも出来るんだから。」

男2「言いたい事はなんでも言え。それがお前に出来ること。」

『わ、わかった。』


しぶしぶ帰った。