「……あれ?」

「知り合いなの?」


ココは、隣り町のホテル街


美樹センパイと二人で歩いている時


“玲奈”という女を見掛けた


「あの娘とも?」

「違うョ。友達が惚れてる娘だから…」

「あれ、不倫じゃない?」

「そんな感じ……」

「まぁ、良いから、早く行こう」


僕は、美樹センパイといつものホテルに入った


僕達が住んでる町では、お洒落なホテルも無かったし


誰かに見られたら、すぐに噂になる


だから、こうして

少しだけ都会のホテルが、僕達のいつもの場所


美樹センパイのウチは、お金持ちで、ホテル代はいつも

美樹センパイ



僕も、普通に

払って貰ってた………