「イツキ!ご飯食べちゃって!」

「あぁ…」


母親の声で、僕の頭の中にいたあの人の声が消えてしまう


「お父さん、帰って来るんだって」

「ふ~ん…」

「そういえば、あんた、あの店には行かないでョ?」

「あの店?」

「ほら、学校の近くの……」


「………なんで?」

「男の人を騙してるらしいわョ」

「……」

「ホントに困っちゃう、学校の近くで……」

「なんで、知ってんの?」


「もう、近所じゃ有名ョ!みんな言ってる」

「そんな風には、見えないケドね……」


「何?あんた、会ったの」


「通り道だもん……」

「まったく………」


また、『ブツブツ』…