私、星美咲は担任の命令で教室に
明日数学で使う教材などを1人で運ばされていた。あんにゃろ私が、優等生だからってこんな事させておいて…
そんな愚痴を心の中でこぼし机に教材を置いた。
「はぁ…何気に重いなぁこれ。
でも!人の為に役立てたからいっかな」
と表の性格で独り言を言っておいた。
先生が廊下を通ったからだ。
先生が階段を降りたのを確認すると
どかっと机に座った。
もう下校時間は30分前に過ぎているし
生徒は残ってないだろう
「こき使われんのも面倒臭いな〜。自分で運べっての…」
そう。これが私の裏の性格。
いつもなら家で愚痴るのだが今日は
帰るのが遅い為学校でちょっと愚痴ってから帰ることにした。
「だいたいさぁ明日の教材って明日の朝運ぶもんじゃない訳?数学係いんじゃんわざわざ私に運ばせるとか」
そこまで言うと後ろからガタッと言う
音がした。