セシルは直子につかまりながら、トイレへ向かった。 鏡を見る。 「直子。わたし、目が変」 「大丈夫? 飲み過ぎた?」 「うん、ちょっと、そうかも。でも、気持ちいいの」 「なら、よかった」 「山口さん、すごく気さくな人だね」 「うん、ほんと」