そんな私を見て微笑み胸元に顔を隠してくれた。 「何があったがわかりませんが、辛かったんですね。歩ける?」 「うっ…はい。顔を隠して下さりありがとうございます。」 私が彼の体にもたれ掛かって歩こうとしたとき…… 「ちょっと待て。」 この声。 私の……すきな…。 ううん。 期待するな。 嫌われてんだよ。 迎えに来てなんかくれないよ。