「ヤダ。」


はぁぁぁぁぁぁぁ!?


玲央は私の手首をはなそうとしない。



「はっ…なっ…しっ…「お前のせいでその噂が広がったらどーすんだよ。」



じろりと睨まれる。



「まぁいいや。最近女たちうざいし女避けのためにお前偽カノになれ。」



確かにね。


うん。確かに私はいけないことしたかもしれない。


でもこれは酷くないですか!?


しかも女避けの為に!


ふざけんな。


でも、ん?


あれ、前の私なら喜んでたはず…。


ってことは…ふっきれたんだ!


うぅ。

私はとんでもない人に捕まってしまったようです。