続・復讐~恋・絆~

「達樹ぃ・・・・・・やだよぅ・・・・」

枕元でなく私。

「うっ・・・ひぃん」

涙が止まらない。

「達樹ぃ・・・・!」

どう叫んだって、達樹はもう私の元には来ない。

だって、記憶なくしちゃってるもん。

まだ、死んでないだけ、不幸中の幸いだった。

「麗華、入れたよ」

兄ちゃんが入った頃には、私は泣きつかれて寝ていた。

「もう、風邪引くぞ」

兄ちゃんは、私にタオルケットをかけた。

「お茶・・・どうしよう」

そう呟いて、部屋を出た。