続・復讐~恋・絆~

「黙ってた事は、ごめんやで!!騙すつもりはなかってん」

「いいよ。でも、無理しないでね?」

「分かってる」

きっと、赤ちゃん産んだら、勉強より、健康かもしれない。

「じゃ、ウチらかえるから」

と、杏奈が手を上げる。

「おう」

「やっぱ、帰り7時?」

「せやで」

「分かった。待ってるね!」

私は、達樹に手を振って水族館を出る。

「しっかし、びびったよな。達樹がいたなんてな」

健一が言う。

「そーだよ。しかも、黙ってたっぽいし?」