八月の夜


華澄は置かれた抹茶オレをゆっくりと飲んだ。


「やっぱりね。
ボクでよければ、愚痴でも思いででも、なんでも聞くよ。
ここは誰もこないし。」


「おいおい、客が居ないようなこと言うなよな、華澄。」


すかさず、華澄の兄が突っ込む。
ナイス突っ込み。


「あらあら」


華澄はティッシュをとって、私の目の周りを拭いた。

どうやら泣いていたみたいだ。
私が。