だからと言って、嫌なことだらけって訳じゃないんですよ。


これ、誤解されやすいんです。


お兄ちゃんに障害があるって分かった途端に「可哀想」って思われたり、「苦労したんだね」って言われたりします。


確かに苦労はしたかもしれないけど、可哀想だと思ったことはありません。


昨日も書いたように、私はお兄ちゃんに色んなことを教えてもらったから。


特に、私のお兄ちゃんはとてもユニークです。


そのユニークさは、もしかしたら障害によるものなのかもしれません。


でも、この際そんなことはどうでもいい。


お兄ちゃんがユニークなことには変わりないから。


例えば・・・そう、数日前、家から伊予柑が送られてきました。


ダンボールを開けると、まず目に入ったのは伊予柑ではなく1枚の紙。


それはお母さんとお兄ちゃんからのメッセージでした。


伊予柑の絵と一緒に「ビタミンCを摂って風邪をひかない様にしよう!」というお母さんのメッセージ。


その下に、アンパンマンの絵と一緒に「風邪をひかない様にアンパーンチ お兄さんより」というお兄ちゃんのメッセージがありました。


決して世間一般でいう綺麗な字ではないけど、丁寧であたたかい、私に向けられたまっすぐなメッセージに思わず1人で笑ってしまいました。


それに、お兄ちゃんは笑顔が素敵です。


昨年の10月、3年目にして初めて家族みんなが大学祭に来てくれました。


そこで、同じコースの友達に言われたのは「お兄ちゃんの笑顔好きよ」という言葉。


私も実はずっと思っていたことだったので、とても嬉しかったです。