───そしてなんとか入学出来た。

この高校ではとにかく無言だった私は、女子からは話しかけられても男子からは明るい子が好きだからと…

でも諦めず頑張ったが無理で落ち込んでいた高1の夏休み後の9月


「あのさぁ、宮本さん。
ちょっといいかな?」

そう聞いてきたのはクラスの男子

「なんでしょうか?」
と尋ねると

「いや、今じゃなくてね・・・
放課後、このクラスで待っていてもらえないかな?」

何故に・・・?


「えぇーと?」


「話があるんだ!時間は取らないよ」


いや、でもさ・・・


「部活が、」

あるんです。が言えなかった


「大丈夫っ!!待ってるから」

「えっ?いやでも長いから・・・明日でも」


「今日じゃなきゃダメ!俺は大丈夫だから、ねっ?お願いっ!!」


ここまで言われると....
「分かりました。部活が終わり次第、片付けてなるべく早く来ますね」


「ありがとう!」


それじゃあ、と言って友達の元に戻った彼は確か・・・