暁のプロポーズ

《温泉と食事の後…》

「あー…おいしかったぁ!」

畳に倒れ込み、ゴロゴロと転がる凪。

「本当に美味かったな」

真人はそれを横目で見ながらカチャカチャと女中さんが片付け易いよう、食器を重ねる。

「…ねーねーまさと。今日ってさ…」

「ん?なんだ?」

「…できる?」

「ぶふっ!」

──なんだよ急に。びっくりするわぁ…

「だってさ!………したいじゃん」

「おっおぉう、そうだな。この部屋は他の部屋とはかなり離れているし…」

──俺もしたいし

「えへへぇ〜…真人っていつも凄い優しくしてくれるから大好き!」

「あぁそうか」

顔を赤らめている事を隠すように、真人は顔を伏せた。

「それじゃ、もう一回温泉に入ってくるね!身体ちゃんと洗ってくるから!」

「俺も入る」

そういうと真人は立ち上がり、凪の手を取った。
「ふふっ」
凪はまた笑顔をこぼす。

そして、2人は手をつないで部屋を後にした。